前回は結婚相談所の仕組みを解説しました。今回は「そもそもなんで婚活しようと思ったの?」という、もっと手前の話をします。きっかけは拍子抜けするくらい偶然でした。
はじめに:「結婚=正解」とは思っていない
この記事を読む前に
「結婚したから幸せ」「◯◯歳で結婚してない人はまともじゃない」――そういうことを言いたいわけではまったくありません。どんな生き方も自分で選べるこの時代に、他人の人生に口を出すのはナンセンスだと思っています。これはあくまで、私がどういう経緯で婚活を始め、やってみてどうだったかという一個人の記録です。
そのうえで読んでただけるとうれしいです。
結婚を意識したきっかけ、正直に全部話します
きっかけは一つではなく、いくつかの出来事や気持ちが重なった感じでした。主なものを並べるとこうなります。
- 大学の教授から「私の息子とお見合いしてみないか」と打診があった。
- 母が結婚した年齢に自分が近づいていると気づいた。
- 今後の人生を思い描いたとき、「ひとりでいたくないな」という気持ちが浮かんだ。
- 兄弟が多い環境で育ち、子供が好き。
2人以上欲しいと思うと、20代のうちに動き出したほうがいいかもと考えた。
ただ正直に言うと、この4つのうち後ろの3つは、活動しながら気づいていったことです。
最初の引き金となったものは「教授からのお見合いの打診」でした。
翌日には相談所にいた話
教授から「息子とお見合いをしてみないか」と言われた次の日に、結婚相談所の無料相談に行って、そのまま入会しています。
入会当時の本音「お見合いの話を比較対象として考えたいから、他にも何人かと会える場所に入っておこう」くらいの、めちゃくちゃ軽いノリでした。「結婚を決意した!」みたいな覚悟は正直ゼロに近かったです。
それでも結果的には「入ってよかった」と思えています。なぜそうなったか、というのがこの先の話です。
結婚相談所が私に合っていた理由
軽いノリで始めた私でも「これは自分に向いているな」と感じた点がいくつかありました。
無駄な時間が省ける
恋愛って、仲良くなって、好きになって、付き合って、やっと「結婚どう思う?」って話せるようになるまでに何ヶ月も、下手したら何年もかかりますよね。正直、そのプロセスが面倒でした。結婚相談所は最初から「結婚前提」なので、その曖昧な期間がごっそり省略される。これが個人的にはとても助かりました。
システムに守られている安心感
断るのが苦手な人間にとって、担当者を介してお断りできる仕組みは地味に重要です。気まずい思いをせず、相手を傷つけることを最小限にしながら、きちんと断れる。これはアプリにはない構造的な安心感です。
客観的な目が入る
自分で言うのもなんですが、私は異性を見る目に自信がないです。好みと相性は違うし、「なんとなく好き」だけで判断すると失敗しそうで怖い。カウンセラーが客観的な視点でアドバイスをくれる環境は、そういう不安を和らげてくれました。
2026年のデータと重ねて考えると
結婚相談所では独身証明書・年収証明書の提出が必須です。マッチングアプリで女性の多くが「嫌な経験をした」と回答している背景を考えると、身元と情報がはっきりしている環境の価値は小さくないと思います。
やりきったら後悔しない
結婚できてもできなくても、「ちゃんとやった」という事実が残ります。なんとなく流れで婚期を逃すより、一度本気でやってみてから判断する、という選択肢として相談所は機能してくれました。
実際に感じたデメリット
良いことばかり書くのは不誠実なので、感じた不満点も正直に。
よかった点
- 最初から結婚前提で話せる
- 身元・年収・学歴が書類で確認できる
- 担当者に客観的に相談できる
- 断る・断られる場面がシステム化されている
- やりきった達成感がある
気になった点
- 費用が男女ともにかかる
- 活動中は自分の時間がかなり取られる
- 「友達になりたい」という曖昧な関係は続けられない
ただ正直なところ、費用については「一生のことにかけるお金」と思えば、そこまで気にならなくなりました。時間についても、締め切りがないとそもそも動かない性格なので、結果的にはデメリットに感じなかったです。デメリットがデメリットになるかどうかは、その人の性格次第なところが大きい気がします。
タイミングについて
個人的に、比較的若い年齢で始められたことで「年齢で選択肢が絞られる」という経験をしなかったのは良かったと思っています。婚活市場では年齢が選択肢の幅に影響するのは事実なので、「いつか動こう」を先延ばしにしすぎるのはもったいないかもしれません。
まとめ:「恋愛苦手」こそ向いているかもしれない
こんな人は特に合うと思います
- 恋愛のプロセスが面倒、曖昧な期間が苦手
- 断るのが苦手、断られるのが怖い
- 自分の判断より客観的な意見を参考にしたい
- ゆくゆくは結婚したいけど、まだそこまで本気じゃない(軽いノリOK)
- 「やってみた」という事実を残したい
「結婚への覚悟が固まってから入ろう」と思っていると、ずっと入れないままになるかもしれません。私自身、ほぼ覚悟ゼロで入りましたが、活動の中で少しずつ自分の気持ちが整理されていきました。
結婚相談所は「決意した人が行く場所」ではなく、「活動しながら決意を固める場所」でもありました。
次回は、活動までの準備について書いていきます。



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